11月1日から高知・安芸で行われる阪神の秋季キャンプで警備員の増員を検討していることが分かった。高知県側が「掛布・藤浪フィーバー」を警戒。例年以上の混乱が予想され、態勢を強めて臨む姿勢だ。

 メーン球場には25年ぶり現場復帰のミスタータイガース。かと思えば、サブグラウンドには1年目から10勝した黄金右腕。あっちもこっちも見たい。オールドファンから新規ファンまで、秋の安芸は大騒ぎだ。

 高知県観光コンベンション協会の坂本龍馬スポーツ課長は「掛布さんを見たいという人はいるでしょう」とフィーバーを予測する。秋季キャンプから指導を開始する予定の掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーターの注目度に警戒。計画では土曜、日曜を中心に、警備員増員を図る。

 渦中のもう1人、藤浪は今春の練習試合でプロ初の実戦登板を行ったのが安芸だった。3月2日オリックス戦では緊急に整理券が用意され、スタンド全面が埋まる盛況ぶり。シーズンの活躍もあり、秋の安芸にもファンの襲来が予想される。