やられたらやり返す!
ソフトバンク後藤芳光球団社長兼オーナー代行(50)が元銀行マンらしい所信表明だ。29日、ヤフオクドームでの就任会見後「笠井も銀行員。その弟ですし弔い合戦です。楽天には10倍返しと言いたいところですが、3倍返ししたい」とぶち上げた。
優勝した楽天に9・5ゲーム差の4位に沈んだ今季を踏まえ、人気テレビドラマ「半沢直樹」の決めぜりふを持ち出した。
21日に他界した前任の笠井和彦氏(享年76)とは、同じ安田信託銀行(現みずほ信託銀行)出身でともに00年に本社入りと「師弟関係」にある。「笠井の墓前でチームのメンバーと勝利の報告をしたい」。チーム編成でも攻めの血を引き継ぎ、「必要な要望にはすべて応えたい。リスクテイクしなければいいパフォーマンスは生まれない」と青天井での補強を示唆した。オリックスとの契約が満了し、総額10億円以上での攻防が想定される李大浩獲得レースにおいても、投資は惜しまないはずだ。
チームへの就任あいさつは「目標は日本一から世界一」をテーマに10分間にも及んだ。選手会長の本多を「熱心に話され、まだよく分からない中、踏み込もうとされていた。たくさん話したい」と感激させ、早くもハートをつかんだ。2年連続V逸で再興を求められる大仕事だが、秋山監督と同学年のフレッシュさも売り。「めんたいこみたいに、日本中の人が福岡と分かるような存在になりたい」。ユニークな例えで、長く愛される球団を目指すと誓った。【押谷謙爾】
◆後藤芳光(ごとう・よしみつ)1963年(昭38)2月15日、神奈川県出身。一橋大社会学部卒。87年に安田信託銀行に入社。00年からソフトバンクで財務部長を務める。06年にボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)社外取締役、07年にソフトバンクモバイル取締役、12年7月からソフトバンク常務執行役員財務部長。23日付で球団社長兼オーナー代行に就任し、ドーム運営などを担うソフトバンクホークスマーケティングの社長も兼任。



