38歳の誓いは「生涯ジャイアンツ」だった。巨人は3日、東京・大手町の球団事務所で井端弘和内野手の入団会見を行った。推定年俸は4500万円プラス出来高で背番号は「2」。強い中日の屋台骨を支え、WBCでも躍動したベテランも「小さいころからの夢」だった老舗球団への移籍は勝手が違った。「この年で、今日が一番緊張している」と素直に認めつつ「持っていることをすべて発揮して、残り少ない野球人生を全うしたい。16年間、やり切ったことを出し切って終わりたい」と語った。
「何度も煮え湯を飲まされてきたバッティングと守備。大きな刺激を与えてほしい」。原沢球団代表兼GMからかけられた言葉が、井端の野球人生を端的に表現していた。近年の巨人にとって、最も手ごわい相手は中日。センターラインにはいつも、井端がいた。「このチームを倒すためだけに(野球を)やっていた。ジャイアンツ戦だけ打てればいい、と思っていた。外から見るのと、中に入るのとでは違う。強さの極意は何なのか。考えながら1年やってみたい」。原監督の下でプレーすることを問われると、井端にしかできない返答をした。
10月に手術した右肘、右足は問題ない。「100%で開幕を迎えたい。日本一が1年でも長く続くように、仕事をする」と頼もしく言ってから、最後は少し照れくさそうにジャイアンツの背番号2をまとった。夢をかなえた職人が加わる。【宮下敬至】



