日本ハム大谷翔平投手(19)が、スーパースター超えを果たした。練習休日の19日、沖縄・名護で、今季からウエアの契約を結んだデサント社のカタログ撮影に挑んだ。高卒2年目、19歳で同社の野球用具カタログに起用されるのは、史上最年少。担当者によれば「これまで(の最年少)は阪神にいたころの新庄選手。21歳だったと思います」。北海道移転当初からチームの顔だった、大先輩を抜いた。

 約1時間の撮影を終えた大谷は「1軍で活躍すればウエアの宣伝にもなると思うし、そういう選手になっていかないと。そういうことも大事だと思う」と話した。そのままウエートルームに直行してトレーニングをこなし、屋内練習場ではマシンを相手に1時間ほど打ち込んだ。2軍の国頭を視察した栗山監督は「あのおぼっちゃんが…。ドンちゃん(鈍感が由来)は今日はちゃんとやってた?」と大谷を気にかけたが、そんな心配は必要ないほど、黙々と汗を流していた。

 今日20日のロッテとの練習試合(名護)は、DHでスタメン出場することが濃厚。投手練習がメーンで、他の野手に比べれば実戦の打席数は圧倒的に少ないが「試合の中で対応していくしかない。ここからが大事」。両方やっていることを言い訳にはしない。【本間翼】