楽天のドラフト1位で2軍調整中の松井裕樹投手(18)が、中継ぎとして1軍昇格する可能性が浮上した。イースタン・リーグ西武戦で6回2安打無失点、15奪三振の快投から一夜明けた1日、佐藤監督代行が「中継ぎで上げることも考えている。三振が欲しい時に取れる人が少ない。もともと、球の強さは認めている。制球を上げるために落としたけど、四球も少なくなっている」と明言した。ここまで2軍戦6試合に投げ、計20回1/3で6四球と減っている。

 松井裕はこの日「(先発が)久しぶりで、ちょっと疲れました」と言いながらも、キャッチボールやダッシュなどを精力的に行った。昇格が見送られれば、次は中6日で7日の巨人戦に先発予定。佐藤監督代行は「1軍にいれば、中継ぎ待機しながら、いつでも先発で行ける」とも言った。中継ぎ昇格は、あくまで先発復帰へのステップとなる。