背中の張りを訴えていた阪神西岡剛内野手(29)が23日、出場選手登録を抹消された。前日22日に巨人戦のベンチ入りメンバーから外れていた。和田監督は「まったく動けないわけじゃないけど、もう1回、万全にしてから。時間を置きます」と説明した。

 西岡は3月30日巨人戦で福留と激突して左右の肋骨(ろっこつ)骨折などで長期離脱。6月27日に1軍復帰後は22打数4安打、打率1割8分2厘と本調子ではなかった。右肘痛に悩まされ、スタメンを外れるケースも多かった。和田監督は「痛みを伴う張りがある」と話す。順調ならこの日、国内FAの資格取得条件を満たしていたが、目前で持ち越し。1軍復帰のメドを定めず、まずは回復に専念する。

 西岡は自身の公式フェイスブックで「開幕直後に怪我をした所がぶり返した感じです。僕が1軍でいけると言って信じて1軍にあげてもらった監督、チームにはほんとに申し訳ない気持ちの方が強いです」などとメッセージを寄せた。この日は静養。

 当面は病院で患部の治療を行いながら、甲子園クラブハウスを拠点にリハビリに入る。1軍の権田トレーナーも付き添う方向で、早期復帰を目指す。