<日本ハム3-8ソフトバンク>◇2日◇札幌ドーム

 またも故障者が出た。ソフトバンク本多雄一内野手(29)が2日の日本ハム13回戦(札幌ドーム)で左手に死球を受けて、交代。試合中に札幌市内の病院に運ばれ、精密検査で「左手第4基節骨亀裂骨折で全治6週間」と診断された。

 本多は1点をかえしてなおも無死一、二塁でバントの構えからバットとボールに薬指付近を挟む形で死球を受けた。開幕から1試合以外はすべて二塁で先発出場を続け、5月の打率2割3分7厘から2割9分1厘まで大きく回復させ、打撃10傑にも入っていた。打撃が上昇していたタイミングで骨折となった。おまけに本多はチーム最多23盗塁。走攻守すべてにおいてチームへの影響は大きい。4日以降に牧原大成内野手(21)が再昇格する見込み。

 内野陣では松田が7月2日のノック中に右手人さし指末節骨骨折。今月5日の診察結果次第でギプスが外れる段階まで回復している。この松田離脱に伴い、三塁で先発していた吉村も7月9日オリックス戦で右ふくらはぎ肉離れ。こちらの実戦復帰が迫っている中で正二塁手が骨折離脱した。復帰は9月半ばとみられ、チームはペナント争いの佳境で厳しい戦いを強いられることになった。