巨人高橋由伸外野手(39)の父、重衛(じゅうえい)さんが18日午前4時50分、千葉市内の病院で心不全のため死去した。75歳だった。通夜、告別式はともに近親者のみで行う。重衛さんは高橋由の少年時代に熱心に指導。小学生から高校入学までは2日に1度は一緒にバッティングセンターに通い、小学6年時は体の倍近い約3メートルの青竹で素振りをさせた。二人三脚で野球に打ち込み、天才打者の土台を作った。プロ入り後も98年のプロ初満塁本塁打をスタンドで見届け「出来すぎですよ。満塁ホームランは中学生の時に1本あるからこれで3本目ですね」と照れながらも喜ぶなど、たびたび、熱心に試合観戦に訪れていた。