阪神大和内野手(24)が100万円減の1400万円で6日、契約を更改した。「終盤のスペシャリスト」として5盗塁を決めながら、失策も同数の5。帳消しどころか、マイナス査定を受け止めた。

 5失策はすべて、経験が乏しい三塁守備で犯した。打球の感覚の違いに戸惑いながらプレーしていたが、守備固めでのミスはまるで考慮されなかった。

 「三塁に関わらず守備でミスしたらマイナスになる。練習してくれと、自分が思っていた通りのことを言われました」

 5月には2軍戦で左肩を亜脱臼し、出場はこの3年で最少の47試合だった。「前半はケガで全く出られず、後半はエラーが多かった。しっかりやらないといけない」。次代のレギュラー候補に挙がる男は言い訳しなかった。