中日平田良介外野手(23)が「インパクト査定」を勝ち取った。7日、契約を更改、1800万円増の推定年俸3000万円でサインし「規定打席に到達していなかったので、そこまで上がるとは思わなかった。満足しています」と笑顔がはじけた。

 印象に残る「一打」が多かった。特に6月は打率3割6分8厘、4本塁打で月間MVPを獲得。4日の西武戦、5日のロッテ戦(ともにナゴヤドーム)で、史上8人目となる2試合連続サヨナラ弾を放った。佐藤球団代表も「アピールポイントが抜群で、チーム内でもベスト3に入る」と査定内訳を明かした。

 課題はフルシーズン戦う体力。7月以降は失速し、最終的に打率は2割5分5厘まで下がった。「年間を通して試合に出続けることが、どれだけ大変か分かった。オフに鍛えて来年は、打率2割7分、20発を狙います」。14日からは優勝旅行でハワイに出発するが、南国でも平田に休みはなし。体力強化に励む。【坂祐三】