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FA福留が巨人と交渉「すごくうれしい」

会見を終えた福留は、意味深な笑顔を見せながら引き揚げる(撮影・中村誠慈)
会見を終えた福留は、意味深な笑顔を見せながら引き揚げる(撮影・中村誠慈)

 中日からフリーエージェント(FA)宣言をした福留孝介外野手(30)が、交渉解禁となった14日、真っ先に巨人と交渉を行った。巨人は午前8時に交渉を申し込み、福留が応じて名古屋から上京。東京都内のホテルで、午後6時から清武英利球団代表(57)と会談した。福留は会談後「小さいころからあこがれていた」と話した。今後、阪神、メジャーの球団と交渉を行う予定だが、国内では巨人が争奪戦の先手を取った。

 午前8時、福留の携帯電話に清武代表から連絡が入った。「ぜひ獲得したい。交渉したい」。最も早く獲得の意思を伝えてきたのは、巨人だった。午後6時から東京都内で交渉を行うことが決まった。阪神からはその約1時間後に連絡が入った。

 福留は午前10時からナゴヤ球場での練習を終えると午後1時20分にスーツに着替えて東京へ向かった。

 約1時間40分の初交渉。具体的な条件提示こそなかったが、福留は「1番は本当にありがたいと思います」と話した。

 巨人には12年分の思いがあった。95年のドラフトで当時PL学園の福留は7球団から指名を受けた後、希望球団は中日と巨人だったと明かした。交渉権を獲得した近鉄の誘いを断って、社会人日本生命へ。99年に逆指名で中日入りした経緯がある。

 清武代表は「巨人としてはもう1度巡ってきたチャンス。12年目にそういうものに恵まれた。獲得の話ができるだけで幸せ」と口説いた。福留は「一番覚えていることですし、95年からの巨人軍の悲願ですと言われたことが、すごくうれしかった」と表情を緩めた。「常に日本球界のトップを走ってきた球団だし、小さいころからあこがれていた。それは変わらない」とも話した。

 巨人は福留を総合力NO・1外野手と位置付けている。滝鼻オーナーも「02年に松井(秀喜)選手が移籍した後の穴は非常に大きなものがあった。現役の選手もよくやってくれているが、スーパースターがいなくなったことを、ひしひしと感じます。ぜひ我が巨人に来てほしい」と言った。

 今季の年俸3億8500万円(推定)の福留に対し、4年総額24億円前後を用意している。現状では中日、阪神など国内球団を上回る。同オーナーは「メジャーが出てきたら引っ込みますという球団があるようだが、それじゃ勝負にはならない」と、資金力のあるメジャー球団とも真っ向勝負するつもりだ。清武代表も「ゆっくり(条件を)並べてもらって、巨人の熱意の差別化を図ってもらいたい」とどっしり構えている。

 今後は阪神、さらにメジャー球団との交渉も控えているが、まずは、巨人がスタートダッシュを決めた。

[2007年11月15日9時18分 紙面から]

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