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ラミレス巨人初ビデオレターで入団会見

 巨人が29日、球団初のビデオレター会見でヤクルトを自由契約となったアレックス・ラミレス外野手(33)の獲得を発表した。東京・大手町の球団事務所で、清武英利球団代表が、テレビ画面に映る新助っ人とともに会見した。2年総額10億円で背番号は5。原監督が4番候補に挙げる右の強打者の加入で、日本一奪回に向けて、また一歩前進した。

 ラミレスはニューヨークのホテルの一室から、入団が決まった喜びのメッセージを送った。巨人では禁止されているヒゲはすでにそっていた。青いワイシャツとストライプのネクタイに身を包んだ姿は、Tシャツとジーンズを愛用したヤクルト時代のラフな格好とは違う。「巨人軍は僕にとって日本のベストチーム。戦うことがいつも楽しみだった。そのチームの一員として日本一を目指せるのは本当に素晴らしい」と身ぶり手ぶりを交えながら熱く語った。

 球団初のビデオレター入団会見は、ラミレスの希望もあって実現した。昨年まで在籍したヤクルトのファンや関係者にもメッセージを送りたかったからだ。「ヤクルトのスタッフ、選手、ファンと離れるのは寂しいし、これまでのことに感謝している。その分も日本でベストのプレーをしたい」と誓った。

 ヤクルトでは不動の4番として実績を残した。新天地でも、早くも4番としての期待を受けている。原監督は「いつでも元気にプレーしている。コンディションの作り方が上手な印象がある。4番? 可能性あるでしょう」と話しており、シーズンを通して4番を打てる選手として評価。助っ人が4番に座ることで、打線に幅が出る。「打線が(右左)ジグザグになったら、ある程度チームとしての完成形になったと判断してもらっていいでしょう」と、小笠原、李の間に埋まる最後の1ピースとして4番起用を示唆された。

 ビデオレターの最後は、お約束どおり「ラミちゃんペッ、アイーン、ゲッツ」で画面の右に消えていった。横で見ていた清武球団代表は、思わず笑みを浮かべながら「実力に加えて、明るさがある。『非常にいいチームなのに、なぜ勝てなかったのか。自分が加わることによってベストのチームになれば』と彼が言っていたが、最強のチームになってくれると期待している。パフォーマンスもルールを守ると言ってるし問題ない」と期待を寄せる。この瞬間、日本一奪回に向けて、最高のムードメーカーが誕生した。【竹内智信】

[2007年12月30日9時6分 紙面から]

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