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由伸1・9沖縄自主トレまでスイング封印
巨人高橋由伸外野手(32)が、来年1月9日から行う沖縄自主トレまでバットスイングを封印する意向を明かした。「まったくやらない時期と、とことんやる時期。メリハリがあっていい」と説明。打ちたい欲求を極限まで高め、08年シーズンに臨む。
高橋由の打撃フォームは、右足を高く上げ繊細にタイミングを取る独特のもの。バランス確認などのため、シーズン中、オフ問わず無休でバットを多く振る傾向にあった。だが昨オフ、上半身、下半身強化にまずは重点を置き、ギリギリまでバットスイングを封印。1月の沖縄自主トレ、2月キャンプで徹底的に打ち込みをする調整法に方針転換した。
結果は吉と出た。肉体の土台を固めたことで、長期離脱はなし。プロ野球記録を更新する9本の先頭打者アーチを達成した。「体の状態を見ながら、徐々にやっていく。1月に入ってからでも遅くはない」と2年連続の“沖縄打ち初め”で万全を期す。
腰痛の回復も順調だ。「体重が2キロも増えていない。前みたいに太ったら止まらない、というのはなくなった。問題ない」とのコメントが、シーズン中と変わらぬコンディション維持を物語る。来季も1番打者が濃厚。史上最強打線の核弾頭が、心身の集中を高めてスタートを切る。【宮下敬至】
[2007年12月31日9時37分 紙面から]
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