- 野球メニュー
-
上原がシュート特訓、指先でスピン40球
巨人宮崎春季キャンプ第3クール初日の9日、エース上原浩治投手(32)がシュートの特訓を行った。ブルペン入り今キャンプ最多となる144球の投げ込み。うち40球をシュートの練習に割いた。「今年のキャンプの課題だから。練習して、試合で使えるように頑張りたい」。抑えに回った昨季、特に優勝のかかったシーズン終盤はシュートを封印。直球と軌道の異なる2種類のフォークで勝負するケースが多かった。先発復帰する今季、より磨きをかけた形で解禁。持ち球に加える。
シュートは上原にとって相性のいい球種だ。「腕を振る軌道でいったら、シュート系の回転をかけるほうが自然だから、強くかかると思うよ」という。中日川上のカットボールに、ソフトバンク和田のスライダー。シュートと逆回転の変化球を得意とする投手も、実はシュート回転と同様に腕を振り、指先で強烈なスピンをかけている。一級の変化球を操る投手と会話を重ねるうち、思いは確信に変わった。
この日もシュートと並行し、シュート系のフォークをミックスして投げ込んだ。カウント球にも勝負球にもする、上原の「特に投げやすい」代名詞。このボールにアレンジを加えれば、シュートも大きな武器になる。実戦登板は最終クールの予定。ベールを脱ぐまで、したたかに準備を進める。【宮下敬至】
[2008年2月10日9時58分 紙面から]
【PR】
最新ニュース
- 巨人籾山が静脈血栓で緊急入院 [10日09:21]
- パウエル一時帰国、アリゾナで自主トレへ [10日09:18]
- 清原がファンにマシン打撃初公開 [10日08:57](写真あり)
- 横浜三浦、開幕投手へ意欲の328球 [10日09:14](写真あり)
- 由規実戦デビューは25日楽天との練習試合 [10日09:10](写真あり)