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劇団民芸の女優南風洋子さんが死去

 劇団民芸の舞台などで活躍した女優南風洋子(みなかぜ・ようこ、本名若杉洋子=わかすぎ・ひろこ)さんが19日午後2時19分、膵臓(すいぞう)がんのため横浜市鶴見区の病院で死去した。77歳。神戸市出身。葬儀・告別式は23日午前10時半から東京都中野区中央2の33の3、宝仙寺で。喪主は長女で女優の若杉民(わかすぎ・たみ)さん。

 1948年宝塚音楽学校に入学。49年から4年間、宝塚歌劇団に在籍した後、新東宝を経て59年に劇団民芸に入団。代表作に「奇蹟の人」の母親ケイト・ケラー役など。今年7月に主演した山田太一作「林の中のナポリ」が最後の舞台となった。

 「噂の二人」で紀伊国屋演劇賞、「新版香華」で菊田一夫演劇賞を受賞。映画、テレビでも活躍した。夫は映画監督、演出家の若杉光夫氏。

[2007年8月20日13時31分]

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