3連覇を目指す世界ランク6位の国枝慎吾(32=ユニクロ)が、初戦で快勝した。

 地元ブラジルで同18位のダニエル・ロドリゲスに6-2、6-1で圧勝した。序盤はフォアのミスもあったが、第2セットは17ポイントを連取するなど圧倒的な強さを見せつけ、4大会連続でベスト16進出を果たした。

 4月に右ひじの手術を受けて、本来の調子ではなかった。6月にも痛みが再発してウィンブルドンを欠場していたが、パラリンピックにしっかりと照準を合わせてきた。「相当緊張した中であのスコアでまとめられたのはよかった。今回は自分はチャレンジャー。挑戦者だと自分に言い聞かせながらやっていきたい」と話した。