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岡田監督必勝誓いベンチ18人「朝決める」

前日練習冒頭で非公開とした日本代表(撮影・蔦林史峰)
前日練習冒頭で非公開とした日本代表(撮影・蔦林史峰)

 午後6時、底冷えのする埼玉スタジアムのピッチに岡田監督は1人で現れた。室内でウオーミングアップする選手よりも早く、芝の状態を確かめ、うつむき加減にボールを触った。選手が姿を見せると、大きな声で「誰でもいいから2人1組でじゃんけん。負けた方がゼッケン」と、4度叫んだ。スタッフに大声で指示し、テキパキ動いた。

 記者会見では鋭い視線を報道陣に容赦なく投げかけた。「初戦は非常に大事と思っております。いい準備ができました。やれることはやった。勝つために、選手が持っているものすべて出したい」。さらに「タイが日本戦に焦点を合わせて分析しているのは分かっております。簡単な試合ではなく、タフな試合になると思っております」。「です、ます」から「おります」と表現がより丁寧になったところに、監督の緊迫感が漂った。

 国と国が出場権を懸けてぶつかり合う。心理戦はもう始まっている。この日、ベンチ入りする選手18人は公表されなかった。関係者は「現時点で公表すれば相手に手の内を知らせる」と警戒。岡田監督も「ほぼ頭の中で固まっています。ただ、朝、気が変わることがあるので、朝起きて自分自身に問いかけて決めたい」と、言葉を濁した。

 規則では試合直前の60分前に18選手が明らかになる。背番号も選手に選択権はなく、自動的に振り分けられるため、ユニホームも背番号ごとに数種類のサイズを用意。最大限の準備をしてきた。この日の公式練習は、冒頭約10分間を公開しただけで、残り約1時間は非公開だった。情報漏れ防止を徹底した。

 W杯予選に平たんな道などない。「W杯予選の初戦は必ず難しくなると言われている。ただ、90分を戦うという意味では同じスタンスで臨みたい」。オシム氏のアクシデントから突然巡ってきた修羅場へ、岡田監督は再び飛び込んでいく。【井上真】

[2008年2月6日9時34分 紙面から]

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