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千葉新監督にセパハン・ボナチッチ氏有力

 千葉が、来季の指揮官としてセパハンのルカ・ボナチッチ監督(52)を最有力候補に挙げたことが18日、分かった。クロアチア人の同監督は、イランのクラブを初めてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準優勝に導き、クラブW杯も指揮。現役時代から日本代表オシム前監督の影響を強く受けた東欧出身者で、正式決定すれば、千葉のオシム路線を引き継げる絶好の人材になる。

 アマル前監督が4日に解任されてから、2週間が経過。千葉のフロントは国内外問わず、有力者を候補に挙げて検討してきたが、ついに一本化。セパハンを率いてクラブW杯を戦ったボナチッチ監督に白羽の矢を立てた。

 03年に前日本代表のオシム氏が就任後、急成長した千葉にとって、うってつけの人材だ。旧ユーゴスラビア出身のボナチッチ監督は、オシム氏と現役時代から20年以上に及ぶ付き合いがあり、「先生」と呼ぶ。

 84年ロサンゼルス五輪は、オシム氏がコーチを務めたユーゴスラビア代表でプレーし、銅メダルを獲得。ACL浦和戦のため来日した時には、オシム氏が練習場を訪問し、2人で30分以上会談した。オシム氏が脳梗塞(こうそく)で倒れてからは、病院へ見舞うことを熱望したほど、2人のきずなは強い。

 指導力も折り紙付きだ。クロアチアのNKバルテクを指揮していた当時、中堅クラブながら、クロアチア杯優勝。96年の年間最優秀監督に選ばれた。06年からはイランのセパハンに移り、2年連続でカップ戦制覇。今季はイランのチームとしては初めてACL8強入り。決勝トーナメントでは川崎Fを下し、決勝で負けたものの浦和を苦しめた。

 すでに川崎Fと浦和と対戦経験がある通り、Jリーグへの理解も深めつつある。淀川社長は、選手たちに「今後はアジアを目指す」と宣言しており、実際にACLを戦った経験のある指揮官は、クラブ指針にもピタリと合う。今季はリーグ戦13位に落ち込んだ千葉だが、来季の巻き返しへ向けて少しずつ、前進を始めた。

[2007年12月19日8時50分 紙面から]

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