史上最年長マルディーニがワシ止める!
- FWジラルディーノ(左)をかわしパスを受けるDFマルディーニ
ミランDFマルディーニは39歳という大会史上最年長で出場、現役集大成としてクラブ世界王座奪回を狙う。
マルディーニが、キャリアの集大成をかけて浦和戦のピッチに立つ。オフに手術した左ひざは限界寸前、今季2試合しか出場していない。それでもアンチェロッティ監督は「初めから出すつもりでいる」と、マルディーニ先発を明言した。「技術がある」(同監督)と警戒するワシントン封じを命じる。完全アウエーの戦いに、大ベテランの経験と精神力にかける。
個人最多6度目の大会参加(トヨタ杯含む)で、史上最年長39歳170日での出場だ。ふだんは温厚で紳士的なマルディーニが、12日の練習後は「浦和? ノー」と口を閉ざし、緊迫ムードを漂わせた。
6日付イタリア紙が「今大会後に引退」と報じた。本人は「まだ契約途中だ」と否定したが、「最後の大舞台」という思いは強い。実際、昨季限りで現役引退を表明していた。しかし、欧州CL決勝でリバプールに05年のリベンジを果たした夜「もう1度、世界を取りたい」という欲求が込み上げた。89、90年とトヨタ杯を連覇したが、その後93、94、03年と3連敗。雪辱にかける強い思いが、自らの決断を翻意させた。
12日、所用の父をイタリアに残し、マルディーニ一家がその勇姿を見届けるため、日本に到着した。その中には高齢の祖母まで含まれているという。
MFアンブロジーニが言う。「僕は試合でキャプテンマークを巻くことに意義を感じている。しかしチームの主将はいつだってマルディーニなんだ」。16歳でデビューし、ミラン一筋。「バンディエラ(象徴)」と愛され「パオロこそミランであり、ミランこそがパオロだ」と言われる。18年前、人生初の世界一を手にした日本で、集大成をかける「ミスター」が浦和の前に立ちはだかる。【佐藤隆志】
[2007年12月13日9時13分 紙面から]
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