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長谷部「新天地」初めて立つ

 【ボルフスブルク(ドイツ)18日=西村友通信員】ブンデスリーガ1部ボルフスブルクに移籍する浦和MF長谷部誠(24)が、新天地フォルクスワーゲン・アリーナ(3万人収容)のピッチに初めて立った。芝生の感触を確かめると「サッカー専用だし、芝もいい。プレーすれば気持ちいいだろうな」と感想を口にした。ポルトガル合宿帰りのチームはオフ。新しい仲間と顔を合わせる機会はなかったが、まずは新しい「職場」との対面を果たした。

 正式契約が秒読み段階に入り、長谷部は明確なビジョンを明かす。「サイドでなく、中央でプレーしたい」。チームにはトップ下を務めるブラジル人MFマルセリーニョ主将がいる。今季リーグ17試合にフル出場する大黒柱だが、「自分のいいところを出して(ポジションの)勝負したい。攻撃的な部分、前へボールを運んでいくプレー。シュートもどんどん打ちたい。ドイツのGKはデカイけど打てば何かが起こる」と挑戦状をたたきつけた。

 この日は24回目の誕生日だったが、「日本の友人から届いたメールで実感したけど(今日は)何もないですからね」。正式契約を目前に控え、感傷に浸っている余裕はない。19日にGM、取締役を兼任するマガト監督と対面。そして週明けの21日、ボルフスブルク長谷部誕生が濃厚だ。

[2008年1月19日9時17分 紙面から]

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