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小野いきなり2アシスト/ブンデス

試合でアシストを決めたMF小野(撮影 Piko・Press)
試合でアシストを決めたMF小野(撮影 Piko・Press)

<ブンデスリーガ:ボーフム2-1ブレーメン>◇3日◇ブレーメン

 ボーフムMF小野伸二(28)が新天地ドイツで鮮烈デビューを飾った。3日のブレーメン戦(アウエー)に後半22分から登場し、2アシストでチームを2-1の逆転勝利に導いた。クラブ史上初となる「アウエーのブレーメン戦勝利」の立役者となり、ブンデスリーガ全試合を生中継する有線テレビ「プレミーレ」の今節ベストイレブンに選出された。日本国内のCS放送はボーフム戦の生中継に動いており、小野フィーバーが再燃しそうだ。

 小野が、ドイツのピッチでも輝いた。後半22分にトップ下として登場。直後に味方がつないだボールがスペースへこぼれる。オフサイドポジションにいたが、副審の判断ミスに救われる。すかさずボールを拾い、ニアへ柔らかなパス。走り込んだFWアウアーは、右足で合わせるだけでよかった。出場からわずか1分8秒後、「名刺代わり」のアシストだ。

 次は同39分、左CKから右足でカーブをかけ、DFヤヒアの逆転弾をおぜん立て。小野の卓越した技術から生まれた2点。試合終了のホイッスルに、ボーフムイレブンははねあがって喜んだ。1848年創設の歴史あるクラブながら、アウエーでブレーメンを下すのは初めて。歴史的勝利の立役者は小野だった。

 その技術は、リーグ屈指の技巧派ジエゴをかすませた。「久々のピッチに立てたのがよかった」と喜びをかみしめた。ドリブルで足が絡まり、パス出しが遅れて球を失う場面もあった。「コンディションを上げないといけないし、僕がパスを出すタイミングを分かってもらえるようにしないと」。課題を口にしながらも、笑顔だった。

 昨季浦和では出番が減って不完全燃焼、再起をかけてのドイツ入りだった。試合勘を不安視し、チーム側は当初ブレーメン戦の帯同を見送る方針だったが、コラー監督は急きょ起用を決断。現在2位のブレーメンは、03-04年王者で最近4シーズンは常に優勝を争う強豪だ。メルテザッカーら世界的なDFがそろう難攻不落の相手を崩すには、小野のパスが必要だった。采配を的中させた同監督は「今日の勝利は誇らしい。私たちは勇敢に戦った」と声を弾ませた。

 ドイツの有線放送プルミーレは、小野を今節のベストイレブンに選出。オランダで輝いた男はドイツでも「市民権」を得た。

[2008年2月5日8時54分 紙面から]

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