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初戦必勝、俊輔自然体でバルサ戦へ

 【グラスゴー(英国)18日=アンソニー・マッカスカー通信員】セルティックMF中村俊輔(29)が、初戦必勝へ「バルサ無視」を決め込んだ。欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦で、優勝候補バルセロナを20日夜(日本時間21日未明)ホームに迎え撃つ。英ブックメーカーが発表した16強の優勝予想オッズは、大本命バルサの4・3倍に対し、セルティックは最下位の151倍。圧倒的な実力差を覆すべく、中村は自然体を貫き、自らの100%を出し尽くす構えだ。

 大一番を2日後に控えた中村は、淡々としていた。ミニゲームなど軽めのメニューをこなし、仕上がりは順調そのもの。左ひざの不安も完全に消えた。威勢のいい言葉を期待して集まったメディアを、ピッチ同様に翻ろうしてみせた。

 中村 (バルサ対策は)まだ分からない。明日もあさっての朝もあるからね。初戦がホームだろうと、アウェーだろうとも変わらない。いつも通り。相手のビデオももらったけど、まだ見ていない。コンディション? 普通。

 待ち望んだバルセロナ戦にも、落ち着いた表情で、多くを語ることもなかった。泰然自若とした姿。あえて「構えない」ことが、初戦へのこだわりだった。日ごろから「構えたら体が動かなくなる」と口癖のように言う。本来の力を出し尽くすためには「自然体」が大事。しかも欧州を代表する強豪クラブ相手なら、なおさら気負い込みは禁物だ。

 左ひざ負傷から復帰し、チームは公式戦6連勝。自身の好調さに歩調を合わせるかのようにチーム状態も急上昇した。16日のハーツ戦では、得意のFKで右ポストを襲い、流れからもゴールを脅かした。「意識するんじゃなくて体が自然に動いている」と証言する。

 ホーム戦にかける思いは強い。第2戦は敵地カンプノウだけに、初戦の引き分け以下は「負け」に等しい。ストラカン監督は「CLで優勝するかもしれない相手を前に、中村のマジックをうまく利用しなければならない」。英ブックメーカーが打ち出した屈辱的な下馬評を覆すため、中村はあえて自然体を貫き、無心になる。「バルサ」は意識しない。それが秘策だ。

[2008年2月19日9時16分 紙面から]

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