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俊輔途中出場で決勝FK/スコットランド

セルティックの中村(中央)はFKで決勝ゴールを決める(撮影・PNP)
セルティックの中村(中央)はFKで決勝ゴールを決める(撮影・PNP)

<スコットランドリーグ:セルティック1-0セントミレン>◇24日◇ペイズリー

 【ペーズリー(英国)24日=アンソニー・マッカスカー通信員】MF中村俊輔(29)が、伝家の宝刀でチームを救った。ベンチスタートの中村は、攻めあぐねるチームの危機に、後半19分から出場。引き分けが濃厚となった同42分に、ゴール正面22メートルからのFKを左足で直接決めた。20日の欧州CLバルセロナ戦の完敗ショックを吹き飛ばし、1―0の勝利を呼び込む一発。中村のスコットランドリーグ通算20点目が、ドラマを生んだ。

 自らが倒されて得た絶好のFK。中村は大切そうにボールを両手で抱えると、静かにセットした。ゴール正面やや左、距離は22メートルほど。時計は後半の41分を回っていた。ゆっくり右足を踏み込むと、左足を一閃(いっせん)。ボールは相手選手4人の壁を越えて、ゴール右スミへ飛びこんだ。バルセロナ戦では肩を落とした25番が、ピッチ中央で胸を張り、両手を握りしめた。

 欧州CLから中3日、激戦の疲れが考慮されて、中村は先発から外れた。相手は格下だったが、ゴールを奪えない。逆に相手にパスを回され、大きなピンチを招いた。首位レンジャーズとの勝ち点差は4。負ければ優勝争いから遠ざかる。そんなチームを救った中村は「出たらゴールしようと思っていた。そのために出るのだから。コースはGKを見て決めた。右を警戒していたので、逆を突いた」と話した。

 リーグ戦では昨年8月11日のフォルカーク戦以来、実に半年ぶりのFKゴールだった。左ひざの負傷で今季は2カ月半も戦線を離脱。練習でも左ひざに負担のかかるFKは控えていた。しかし、今月に入って練習を解禁した。欧州CL、リーグ戦終盤の厳しいゲームで、セットプレーの重要性が増すと考えたからだ。

 ホームのバルセロナ戦黒星で、欧州CLは勝ち抜けが厳しくなった。しかし、リーグ3連覇を狙える位置にはつけている。「今はリーグ戦に集中したい」と話し、見事にチームとサポーターの期待に応えた中村。「今日少し休めたので、次はフレッシュな状態でプレーできる」。その左足が、ひときわ輝いて見えた。

[2008年2月25日8時56分 紙面から]

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