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俊輔が先制点アシスト/スコットランド

後半、FKから直接ゴールを狙うセルティック中村(右端)(共同)
後半、FKから直接ゴールを狙うセルティック中村(右端)(共同)

<スコットランドリーグ:セルティック2-1インバーネス>◇27日◇グラスゴー

 【グラスゴー(英国)28日=アンソニー・マッカスカー通信員】セルティックMF中村俊輔(29)がインバーネス戦にフル出場し、自慢のFKから先制点をアシストした。チームは2-1の勝利でリーグ8連勝となり、4日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)バルセロナ戦へ弾みをつけた。中村はクロスで好機をつくり、FWサマラスとの連係もテスト。バルサ攻略の糸口として、3つのポイントを浮き上がらせた。奇跡のアウェー2点差勝利へ、俊輔の逆襲が始まっている。

 中村のプレーに、バルサ攻略の糸口があった。自慢のFKで均衡を破り、サイドから正確なクロスを前線へ供給。そして「新恋人」サマラスと90分間プレーし、お互いの連係を高めた。来週アウェーで控えるバルセロナ戦。準々決勝進出へ2点差勝利しかない。後のないセルティックだが、この試合にゴールを奪うすべが詰まっていた。

 1.セットプレー 前半46分、FKから先制点をアシスト。前節セントミレン戦のFK弾に続き、2試合連続で「飛び道具」が威力を発揮した。この日はCK含め12本でプレースキッカーを務めた。中村は「(先制点は)GKの前に落とした。CKは直線的にほとんど横に流れるボールだったから、(FKは)上から落とそうと思った。いいボールがいっていれば、雰囲気がこっちに寄ってくる。そういう引き寄せる役割もあるからね」と意図を明かす。

 2.クロス 前半43分、サイドチェンジのパスを受けると右サイドをドリブルで駆け上がり、右足でクロスを入れた。20日のバルセロナ戦第1戦でも、チームの全2点はクロスから生まれている。ストラカン監督は「ナカとマクギーディーのクロスがすばらしかった。指示通り」と振り返る。中村は「基本的に前で張っていた方がいい。ボールが来れば1対1を仕掛けられる」。その言葉通り、決定機を演出した。

 3.ホットライン 中村は190センチの大柄ながら俊足で技術も高いサマラスに球を集めた。後半15分、サマラスは前線から下がって球足の速いパスを受けた。トラップミスで好機を逃したが、両者がゴールへの道筋を共有した瞬間だった。中村は「サマラスはサイドに流れる癖があるが、もっと中にいてもらっていい。キープできるけど、簡単にはたけばもっと点に絡めるはず」と手応えありだ。

 敵地カンプノウで、バルセロナ相手の2点差勝利は至難といえる。それでも「1人のサッカー選手として純粋に楽しみたい」。インバーネス戦で見せた中村の気負いのない、シンプルなプレーが、大仕事の予感を漂わせた。

[2008年2月29日9時27分 紙面から]

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