テレビ朝日の第44回ビッグスポーツ賞表彰式が15日、都内で行われ、男子ゴルフで史上最年少賞金王に輝いた石川遼(18=パナソニック)が「テレビ朝日スポーツ放送大賞」を受賞した。「スーパーベースボール・熱闘甲子園賞」を受賞したプロ野球西武のドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18)と初対面し、対談やプレゼント交換も行い、交流を深めた。

 石川が菊池との初対面で大きな刺激を受けた。対談を終え「内容が濃く、いい対談ができた」と充実した表情で話した。特に驚いたのが合宿所に60冊の本を持ち込んだ菊池の語彙(ごい)力。「ものすごく頭がいい。本をたくさん読んでいることが伝わってきた。いろんな言葉を知っている。とにかく頭がいい」と感心した。

 さらに菊池からは、心の目で真実を見極めて人生を切り開く「心眼力」(野口嘉則著、サンマーク出版)という本もプレゼントされた。今年初戦ロイヤル・トロフィー(タイ)ではメンタル面のさらなる強化の必要性を感じただけに「まるで今のぼくのことを見透かしているようだ」と感激。お返しにTシャツとサイン入りのボールをプレゼントした。

 「お互いに何十年もスポーツ界でやっていく。お会いする機会も増えるし、徐々にうち解けていきたい」と今後も協力していくことを約束。ともに君付けで呼ぶことも確認し合った。