女子プロゴルファーの将来設計は十人十色-。23日に開幕するフジサンケイレディス(静岡・川奈ホテルGC富士C)のプロアマ戦が行われた22日、結婚生活を優先するためとされる世界ランク1位ロレーナ・オチョア(28=メキシコ)の電撃引退に、選手たちからはさまざまな感想が聞かれた。有村智恵(22)は、ママさんゴルファーとして長く活躍する目標を口にした。

 人気急上昇中の有村が「ママさんゴルファー」宣言だ。オチョア電撃引退の一報に「私は家族を持っても、ゴルフをしたい。結婚して、子供が生まれても、引退はないです!」とキッパリ。妻として、母として、そしてプロゴルファーとして-。3足のわらじを履き活躍する姿を思い描いた。

 20日に、森永製菓と栄養管理、トレーニング面でのサポート契約を結んだばかり。目標の永久シード(30勝以上)獲得までの「半永久的」というVIP待遇で、「ママでもV」を目指す有村には最高の条件だ。昨年初日にアルバトロスを達成した縁起の良い大会に、「今年は尻上がりに良くなっていけるように。優勝を意識してやっていきたい」とツアー通算8勝目を狙う。