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丸ちゃん体調不良も5位浮上/男子ゴルフ

18番ホール、ファンの声援ににんまりする丸山茂樹(撮影・築山幸雄)
18番ホール、ファンの声援ににんまりする丸山茂樹(撮影・築山幸雄)

<男子ゴルフ:ダンロップフェニックス>◇3日目◇17日◇宮崎・フェニックスCC(6919ヤード、パー70)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 丸山茂樹(38=トヨタ自動車)が、この日のベストスコア67をマークし、通算5アンダーで5打差5位に浮上した。シーズン土壇場で8年連続シードを守った米ツアーから帰国後、まだ1週間。前日には棄権も考えた体調不良の中、3バーディー、ノーボギーと安定感抜群のプレーで「日本のエース」の貫録を見せた。イアン・ポールター(31=英国)が首位をキープ。石川遼(16=杉並学院1年)はヒョウ柄シャツをまとい、25位に浮上した。

 最終18番で約1・5メートルのバーディーパットを沈めると、丸山にいつもの笑顔が戻った。「何の緊張感もなし。無欲です」と謙遜(けんそん)するが、3バーディー、ノーボギーという内容はこの日のベストスコア。前日の18位から通算5アンダーの5位に浮上した。

 万全には程遠い状態だった。8年連続で米ツアーのシード権を獲得し、帰国したのは今月10日。休む間もなく宮崎に移動して今大会に臨んだ。加えて「13日に珍しくランニングなんかしちゃったら、左足首が痛くなって…」。初日は痛み止めを飲んで出場したものの、連続服用を避けた2日目は症状が悪化。「(ショットで)一気にフィニッシュへ持っていった時に痛みが走る」。この日は朝食も取らず、スタート40分前まで棄権も考えていた。

 今年から国内ツアーのシード規定が変更され、丸山は年3試合に出場すれば、保持しているシード権が継続されることになった。それだけに「参加することに意義がある。五輪と一緒だよ」とおどけて見せた。しかし出場だけで終わらないのが丸山。「ここまで見に来てくれる人もいるんだからね…」。疲労と左足首の痛みを押してでも“丸ちゃんスマイル”を楽しみにしてくれているファンの気持ちを思った。

 狭いフェアウエーに深いラフ、速いグリーン…。今大会は国内ツアーの中でも屈指の難コースとして知られるが「(米ツアーでは)もっと難しいところを回ってきたから。調子は悪くても、ゴルフIQは高いんだよ」と本場で鍛えたゴルフ頭脳を強調した。首位とは5打差の5位。逆転優勝も不可能ではない位置につけたが「あくまで無欲で」。笑顔を見せることを約束した。【山田準】

[2007年11月18日9時29分 紙面から]

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