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遼クン大満足の10位/男子ゴルフ

17番ホールで豪快なティーショットを放つ石川遼(撮影・築山幸雄)
17番ホールで豪快なティーショットを放つ石川遼(撮影・築山幸雄)

<男子ゴルフ:パールオープン>◇最終日◇10日◇米ハワイ州パールCC(6787ヤード、パー72)◇賞金総額8万1160ドル(約852万円)優勝1万2000ドル(約126万円)

 【パールシティー=木村有三】石川遼(16=パナソニック)が、プロ2戦目を「大満足」の10位で終えた。5バーディー、4ボギーの71で通算6アンダーの210。初賞金2420ドル(約25万4000円)を獲得した。17番パー5では370ヤードの超ロングドライブを見せたが、4月の日本ツアー開幕までの課題に「飛距離アップ」を掲げ、尾崎将司(61)への「弟子入り」も明言した。矢野東(30)が通算12アンダーで初優勝した。

 石川は結果、内容ともに納得してプロ2戦目を終えた。通算6アンダーの10位でホールアウト。「すごくすっきりしてる気持ちです。順位は大満足です。収穫が多かった」。初めて得た賞金2420ドル(約25万4000円)の小切手を手に、にっこりほほ笑んだ。

 「最終日に、いいスイングをいっぱいできた」。中でも会心の1打は、17番パー5(519ヤード)のティーショットだ。やや左に曲がる打ち下ろしのホール。追い風に乗った力強い打球は、残り150ヤード地点まで到達した。約370ヤードのビッグドライブ。第2打をグリーン奥カラーまで運び、楽々バーディーを奪った。3日間で計14バーディー。「1日平均4個を目指しているんでよかった」と見事にノルマをクリアした。

 ハワイのローカル大会とはいえ、優勝争いの緊張感を味わえたことも今後につながる。首位と4打差で迎えた最終ラウンド。「最終組の2つ前のいい順位で、緊張しながら回れた。その中で4個ボギーをたたいたけど、5バーディーを取れて、1つスコアを伸ばせたのは大きいですよね」。優勝を意識しながらも崩れず、アンダーパーで回れたことがうれしかった。

 日本男子ツアー開幕戦の4月東建ホームメイト杯まであと2カ月。長期的視野で将来を見据える16歳には、小技重視の小さなゴルフをする考えは毛頭ない。370ヤードの飛距離を披露しても「開幕までに飛距離をもっと伸ばしたい」と言った。

 究極の目標は「平均350ヤード」。飛ばしの極意を学ぶため、オフに3度訪ねた尾崎将邸にこれからも足を運ぶつもりだ。「自分がうまくなる最高の場所。時間を無駄にしたくないし、お世話になりたい」と「弟子入り」を志願。さらなるレベルアップへ、石川は休む暇なくクラブを振り続ける。【木村有三】

[2008年2月12日9時39分 紙面から]

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