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真央GPファイナル決めた/フィギュア
<フィギュア:フランス杯(GPシリーズ第4戦)>◇最終日◇17日◇パリ
女子フリーで浅田真央(17=中京大中京高)が122・90点をマーク。SPの1位を守りきり、合計179・80点で今季2勝目を挙げ、3年連続のGPファイナル(12月13~16日、トリノ)出場を決めた。一方で最初のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗し、3回転ルッツの踏み切りで減点を受ける「悪癖」も再発。GPファイナルで金妍児らライバルに打ち勝つために修正が必要となった。日本の沢田亜紀(19)は合計99・18点で11位、男子の中庭健介(26)は合計177・61点で7位。
悔し涙は一夜で満面の笑みに変わった。今季GP2勝目、そしてGPファイナル進出決定。会場の天井に設置されたスクリーンに映し出されると、喜びの第一声は「アイム ハッピー」。浅田真は「今日の演技は本当によかったと思う」と満足げに話した。
スケートカナダで封印した3回転半ジャンプに挑み、転倒した。ジャンプ自体も2回転半と判定された。「神経質になった」が、次の3回転の連続ジャンプを成功させ落ち着いた。5回のスピンのうち4回で最高のレベル4をマーク。芸術性を示す演技構成点で高得点を稼ぎ、優勝につなげた。
次の目標はGPファイナル。前回大会はSP首位に立ったものの、フリーの出だしの3回転半で失敗。同じ年の金妍児に逆転を許し、2位に沈んだ。「どうしてもGPファイナルに出たい」とこだわりを見せた理由の1つは、リベンジへの強い思いがある。
だが、安藤(トヨタ自動車)やマイズナー(米国)ら強豪も出場が濃厚のGPファイナルへ、課題は少なくない。今回もスケートカナダに続きSPの最初の連続ジャンプを失敗。この日も3回転半でミスを犯した。基礎点が7・50点の3回転半は高レベルの戦いでは勝負を分ける鍵になる。さらに外側踏み切りのルッツが内側踏み切りと判定される癖の修正もできておらず、得意のジャンプに不安要素がつきまとう。「次へのステップになる演技ができた。また一から練習したい」。課題を必ず修正し、次こそは真の笑顔を大舞台で披露する。
[2007年11月19日9時30分 紙面から]
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