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早慶など33年ぶり対抗戦4強/ラグビー

東海大対慶大 後半14分、ゴール左にトライを決める慶大CTB浜本
東海大対慶大 後半14分、ゴール左にトライを決める慶大CTB浜本

<ラグビー:全国大学選手権>◇23日◇東京・秩父宮ラグビー場ほか◇2回戦4試合

 慶大がリーグ戦覇者の東海大を28-14で下し、6年ぶりの準決勝進出を果たした。4トライを奪い、守っても低く突き刺さる「魂のタックル」で2トライに抑えた。来年1月2日の準決勝では、京産大を29-0と完封して9年ぶりに4強入りした明大と対決する。大学王座奪回を目指す早大は法大を39-7で破り、帝京大は筑波大に46-8で快勝した。ベスト4を対抗戦が独占したのは33年ぶり史上2度目。

 慶大が自陣ゴールラインを背にして耐えた。後半28分、東海大に2つ目のトライを許してリードは14点。それから約10分間、ピンチにさらされた。林監督が選手に指示した1つに「低いタックルを貫こう。それで負けたらしようがない」があった。選手は伝統のタックルを忠実に実践。波状攻撃を仕掛ける東海大を体を張って、止め続けた。

 11月の早大戦で0-40と完封負けを喫した。以来、崩壊した守りの修正にユニークな練習が日課となった。2人がひもを張り、ダミーに向かいその下をくぐってのタックルの繰り返し。低さを体に覚えさせた。攻撃でも進化。エースWTB山田に意識的にボールを回さず、ゴール前ではFW勝負に執着した。前に出る圧力、鋭く速い出足がないと、外に振っても意味がないとの考えが浸透していた。

 6年ぶりの4強。「熱いチームをつくる」と言って今季就任した林監督は「正月を国立競技場で迎えられるのは心からうれしい」と喜んだ。選手たちには別の思いがあった。精神的支柱であるフッカー金井主将が早大戦で左足首を脱臼骨折して離脱。CTB中浜副将は「金井を国立に連れていこう、と選手同士で言い続けてきた。これでチームが1つになれた」と話した。

 この日、金井主将は松葉づえで観戦した。患部にはまだボルトが埋められているが「決勝は無理してでも出たい」と意気込む。7年間遠ざかる大学日本一へ、準決勝の相手は対抗戦で引き分けた明大。林監督は「BKも守れるようになったし楽しみ」と言う。早大への挑戦権を懸けた戦いだ。【三角和男】

[2007年12月24日9時11分 紙面から]

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