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条治リンク新で初の総合V/Sスケート
- 男子総合で初優勝を果たし喜ぶ加藤
<スピードスケート:全日本スプリント選手権>◇最終日◇23日◇釧路・柳町スピードスケート場
男子総合は加藤条治(22=日本電産サンキョー)が144・730点のリンク新で、初の総合優勝を決めた。1000メートルは4位に終わったが、500メートルを2日連続で制し首位を守りきった。500メートルのみの出場だった清水宏保(33=NEC)は22日に続き3位に入り、W杯代表に返り咲いた。女子総合は吉井小百合(日本電産サンキョー)が160・575点で2年ぶり3度目の優勝を果たした。
名実ともに日本のナンバーワンの座に就いた。加藤は22日、大会プログラムを見て「活躍しているのに自分の名前がないことが悔しかった」と発奮。1000メートルは4位に敗れたが、500メートルで2位長島圭一郎(日本電産サンキョー)に0秒29差をつけ逃げ切った。「歴史に名を刻んだ」と初の栄冠を素直に喜んだ。
今夏、チームを離れ5カ月間、単身米国に渡った。コーチに1000メートル中心のメニューを組んでもらい強化した。総合6位に終わった昨季の1000メートルは7、8位だったが、今年は2、4位。総合でも日本のトップと戦える位置まで成長した。
後半戦の最大目標は来年の世界距離別(3月6日開幕、長野)においている。「そこに照準を定めている。世界一になりたい」と誓いを立てた。
[2007年12月24日9時12分 紙面から]
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