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四元ユニホーム注意されるも8強/卓球

4回戦では髪形とえり元のデザインが違ういでたちで出場した四元奈生美
4回戦では髪形とえり元のデザインが違ういでたちで出場した四元奈生美

<卓球:全日本選手権>◇16日◇東京体育館◇混合ダブルス

 卓球界のビジュアルクイーン四元奈生美(29=東京アート)が、審判委員長からの注意にめげず、渡辺将人(30)との混合ダブルスで8強入りを果たした。3回戦で着用した鉢巻き風ヘアバンドが長過ぎ、ゼッケンが見えにくくなると注意された。しかし、ヘアスタイルとユニホームを変更して臨んだ4回戦も3-0のストレートで勝利。初優勝へ向け、昨季優勝の福原愛(19)坂本竜介(23)組撃破を狙う。

 自らデザインしたユニホームは緑がかった青地で、V字の襟に金色のラメ。卓球界のビジュアル系こと四元は、この日も魅せた。花飾りが付いた銀色のヘアバンドは額を覆い、頭部の後ろから鉢巻きのように長く伸びていた。混合ダブルス3回戦でコートに現れると、大野審判委員長から「(背中の)ゼッケン(の中に)に隠して、名前を見せなさい」と注意を受けた。

 だが、激しい動きを繰り返すうち「衣装」は元通りに。3-0で完勝した後、またも注意された。大野審判委員長は「何でも駄目というわけではない。名前が見えないと、誰だか分からない。光る装飾は若干問題がある」と言う。腕時計や胸元のラメは容認しつつも、ヘアバンドの色にも物言いを付けた。

 それでも、四元はめげなかった。4回戦はヘアバンドを外し、青い羽根のコサージュを付けたスタイルに変更。ユニホームも前日のものに戻した。「ユニホームとヘアスタイルが伴って、1つのデザインなんです。『取って』と言われると、全部崩れちゃう」と、コーディネートへのこだわりをのぞかせた。

 試合への影響は「(注意は)もう慣れているので、ないです」と言う通り、ストレート勝ち。昨年も同じ審判委員長に頭に付けたマーガレットの装飾を取るように言われた。卓球ファッションに革命を起こす気持ちは少しもぶれていない。「強くかわいく見せたい。ルール違反しているわけではないと思います」と言い切った。

 昨季は8強で敗れた福原・坂本組には、準決勝で当たる可能性がある。「リベンジというか、勝ちたいと思って来ました。私が足を引っ張らないように頑張ります」。ユニホームのテーマはジャンヌ・ダルク。フランスの英雄は、宗教裁判で異端者として火あぶりにされたが、打たれ強い四元はしぶとく頂点を目指す。【佐々木一郎】

[2008年1月17日9時39分 紙面から]

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