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シャラポワが初優勝/全豪テニス

初優勝のシャラポワは、トロフィーを掲げて声援に応える(AP=共同)
初優勝のシャラポワは、トロフィーを掲げて声援に応える(AP=共同)

<テニス:全豪オープン>◇13日目◇26日◇オーストラリア・メルボルン◇女子シングルス決勝

 世界5位のマリア・シャラポワ(20=ロシア)が、グラフ(ドイツ)以来史上2人目となる夢のゴールデンスラムへ、第1歩を踏み出した。同3位のアナ・イワノビッチ(20=セルビア)を7-5、6-3の1時間31分で下し、大会初優勝を飾った。これで4大大会全制覇(グランドスラム)へは全仏を残すだけに。さらに年間グランドスラム、4大大会と五輪を制するゴールデンスラムへの挑戦権も手にした。コートの妖精が五輪イヤーに、絶好のスタートを切った。

 4年に1度のチャンスを、シャラポワがつかみ取った。優勝の瞬間、ひざから崩れ落ち、涙にむせんだ。「去年ここで屈辱的な負け方をした後、勝てていなかった。4大大会で優勝できてうれしい」。7試合で1セットも落とさない完全優勝で、復活を証明した。

 第1セット、第8ゲームで3本のダブルフォールトを犯した。だが、この日のシャラポワは動じない。「落ち着いていた。我慢しきれなかった昔の経験が支えになった」。攻撃と守りの歯車がかみ合い、イワノビッチのミスを誘った。

 全豪を制したことでただ1人、年間グランドスラムへの挑戦権を手にした。さらに五輪を加えた「5冠」=ゴールデンスラム、過去に男女通してグラフしか達成していない偉業へ、夢も広がる。この日、あらためて「五輪は今年の優先権が高いものの1つ。開会式がすごく楽しみ」と意欲を示した。子供の時に五輪の開会式を見て、家の中で行進したことも明かした。

 現在の世界ランク5位は出場当確。もう1つの出場条件に、フェド杯などで代表に指名された場合、拒否してはいけないというのがある。シャラポワはこれまで、1度もロシア代表になっていない。その穴を埋めるため、昨年のフェド杯決勝ではメンバーでもないのに会場に駆けつけ、ロシア優勝のウイニングランに加わるパフォーマンスまで見せた。北京五輪出場へのアピールだった。

 全仏が次の関門だ。最も苦手な持久力と忍耐が必要とされる。「まだよくなるところがあるし、選手としてのピークを迎えているとは思っていない」。シャラポワが、本気でゴールデンスラムを狙いにいく。

[2008年1月27日9時7分 紙面から]

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