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高橋が世界最高で優勝/フィギュア

歴代最高得点で優勝しメダルを手に笑顔の高橋(AP=共同)
歴代最高得点で優勝しメダルを手に笑顔の高橋(AP=共同)

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇15日◇韓国・高陽◇男子フリーなど

 高橋大輔(21=関大)が、記録ずくめの初優勝を飾った。世界歴代2位の88・57点を出した13日のショートプログラム(SP)に続き、この日はフリーで175・84点、合計264・41点と、ともに世界歴代最高得点をマーク。国際大会で4回転ジャンプを初めて2度成功させた。世界選手権(3月18日開幕、スウェーデン・イエーテボリ)に向けて大きく弾みをつけた。

 「世界最高の演技」に、大歓声がわき起こった。高橋が圧巻の滑りを披露し、両手を突き上げた。2位バトルに30・39点もの大差。06年2月のトリノ五輪でプルシェンコ(ロシア)が記録した、フリーの167・67点、合計258・33点を上回る、歴代世界最高記録の快挙だった。

 「声援がすごくて、SP、フリーともに疲れていたけど、その声援に助けられた」。全21選手の大トリで登場した。SPの高得点で、会場全体から注目される中、冒頭の4回転トーループを決めると、波に乗った。続いて4回転トーループと2回転トーループの連続ジャンプ。国際大会で4回転ジャンプを初めて2度成功させた。昨年12月の日本選手権でも決めたが、完成度は低かった。それがこの日は完ぺきに決めた。「4回転が2つ入り、たくさんのライバルがいる中で非常にいい演技ができて良かった」と、珍しく自画自賛した。

 世界で戦うには、フリーで2度の4回転ジャンプを組み込むことは、絶対条件と考えていた。今大会は世界選手権で強力なライバルとなる欧州勢が不在だったが、見えない敵と戦っていた。「ここで負けたくない。勝って世界選手権を迎えたい」との思いを胸に、「ロミオとジュリエット」に乗った。

 日本連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長も「文句のない演技。すごく落ち着いていた。(世界選手権優勝も)おのずと見えてくる」と絶賛した。昨年は世界選手権、GPファイナルともに銀メダルに終わり「ガラスのハート」と、精神面の弱さを指摘された。だがこの日の優勝で、そんな過去と決別。今度こそ世界の頂点に立つ。

[2008年2月16日9時35分 紙面から]

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