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錦織疲労でダウン途中棄権/テニス

<テニス:モーガンキーガン選手権予選>◇24日(日本時間25日)◇米テネシー州メンフィス

 「テニスの王子様」が、オーバーヒートを起こした。2週前に日本男子2人目のツアー優勝を飾った錦織(にしこり)圭(18=IMG)が、予選決勝で2-6、0-3となったところで頭痛と吐き気を訴えて棄権した。16日間で12試合、246ゲームを戦った疲労が原因とみられる。当初出場の方向だった3日からの米ラスベガスの大会も欠場予定。それでも25日発表された最新世界ランクでは、自己最高を更新し123位に上昇した。

 18歳もさすがに力尽きた。相手のレイノルズには優勝したデルレービーチ国際の準々決勝でストレート勝ちしていた。しかし、疲労から来る頭痛と吐き気で、途中でギブアップした。この日は、プレーができる状態ではないのに無理にコートに立っていた。

 この2週間はツアーの高いレベルのプレーが要求された。加えて優勝したことで連戦が続いた。16日間で246ゲームを戦った。試合がなかったのは4日間だけで、そのうち、2日は長距離の移動日。初めての経験に、さすがの天才少年も限界だった。

 優勝した翌18日に、フロリダ東海岸から6時間以上をかけて約4200キロ離れた西海岸サンノゼまで移動。3時間の時差に苦しみながら、同6位のロディックに挑戦。敗れた翌日には約2900キロを飛び、中東部メンフィスで今大会の予選に出場した。日本で途中棄権の一報を聞いた父・清志さん(51)は「逆に休めるので良かった」と話した。

 一般大会に昨年初めてフル参戦した。7月にツアー4週連続出場があり、今回と同じ12試合を戦った。その中で、日本男子最年少のツアー8強入りを決めた。しかし、今回は日本人2人目のツアー優勝。重みと注目度が違いすぎた。錦織も「さすがに疲れて体が重い」と、先週から漏らしていたという。

 それでも25日発表の世界ランクで自己最高を更新した。快進撃が続いていれば、今大会中に松岡以来の2けたランクも夢ではなかった。しかし、まず仕切り直し。3日からのラスベガス大会は欠場予定で、約2週間は休養する。ミラクルボーイはフル充電して再び世界に挑む。

[2008年2月26日9時34分 紙面から]

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