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暴行は「親方なしにありえず」と捜査当局

記者会見する、都築幸雄犬山署長(左)と舘喜代孝捜査1課長(共同)
記者会見する、都築幸雄犬山署長(左)と舘喜代孝捜査1課長(共同)

 「すべて親方の指示。(暴行は)親方なしにはありえなかった」。時津風部屋の力士急死事件で7日夜、記者会見した愛知県警の舘喜代孝捜査1課長は、山本順一容疑者(57)を厳しく非難した。しかし、当初病死と判断し逮捕までに7カ月以上かかった捜査については「(初動を)慎重にすべきだった」と神妙に反省の弁を述べた。

 会見は約1時間に及び、山本容疑者が「てっぽう柱に縛り付けておけ」など具体的に暴行を指示したとされることが明かされ、亡くなった斉藤俊(たかし)さん(当時17)がほとんど無言で暴行に耐えていた惨状が次第に明らかになった。

 質問が初動捜査の問題点に及ぶと、同席した都築幸雄犬山署長は、「事件性の判断を慎重にすべきだった」とうなだれた。

[2008年2月7日23時6分]

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