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時太山の父が会見「無念さ晴れたのでは」

 大相撲時津風部屋の傷害致死事件で、死亡した序ノ口力士、時太山(当時17、本名斉藤俊さん)の父正人さん(51)が8日、東京都内で記者会見し、元親方山本順一容疑者(57)らの逮捕について「(息子も)少しは無念さが晴れたのではないか。元親方には本当のことを言ってほしい」などと心境を語った。

 担当弁護士は「元親方だけでなく、日本相撲協会の考えも聞いてみたい」と話し、相撲協会に対して損害賠償請求の訴訟を検討していることを明らかにした。

 今回の事件捜査は初動でつまずき、逮捕まで7カ月余りと長期化。正人さんは「警察に不信感もあった。捜査が長くなれば不安になり、最後は何で逮捕できないのか怒りを感じた」と立件までの心情を吐露した。

 元親方だけでなく兄弟子3人も逮捕されたことに「親方が絶対の世界とはいえ、24、25歳なのでちょっと考えればこんなことにならなかった。俊の死で(相撲界が)少しでも変わっていけばいい」と注文をつけた。

 つえをつき足を引きずりながら会見場に現れた正人さんは「全国から励ましをいただきお礼を申し上げたい」。自宅に置かれたままの俊さんの遺骨について質問が出ると「お墓に1人で入れるのはかわいそう」とうつむく場面もあった。

 元親方の逮捕という節目での会見だったが、安堵(あんど)の表情を浮かべることはなく、最愛の息子を失った傷の深さをうかがわせた。

[2008年2月8日17時23分]

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