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白鵬連敗せず横綱マッチレース/初場所

<大相撲初場所>◇11日目◇23日◇東京・両国国技館

 白鵬が連敗を阻止して1敗を守った。中に入られるとうるさい安美錦を、徹底して突き放した。まわしに触れさせることなく厳しく攻め続け「昨日の失敗は今日はないようにと思っていた。もう1回やって思いどおりにできた」。前日10日目は安馬を同じように突き放しながら、慌てて突進して投げられた。前日の敗因をあえて土俵上で「復習」し、「自信が深まりました」と満足した。

 慢性的な腰痛は限界に近い。この日は香川から、かかりつけの整体師が緊急上京した。約1時間、マッサージを受けて場所入り。朝はけいこ場に現れて髪を洗うなど、心身ともに気持ちを入れ替えた。「昨日は昨日、今日は今日。15日間やっていかないといけないですから。腰が痛いとか言ってられない」。1敗は朝青龍と2人だけになり「集中して、いい相撲取りますよ」と言葉に力を込めた。

[2008年1月24日8時49分 紙面から]

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