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貴乃花親方が審判部副部長に

 貴乃花親方(35=元横綱)が日本相撲協会の親方の新たな職務分担で、役員待遇の審判部副部長に抜てきされることが3日、分かった。今日4日に行われる理事会の承認を経て決まる。審判部副部長から、執行部の広報部長就任が確実な九重新理事(元横綱千代の富士)の後を引き継ぐ。九重親方が94年に審判部副部長に抜てきされたのは38歳で、今回の35歳の若さでの昇格は、異例のスピード出世となる。

 将来が期待される貴乃花親方の抜てきについて、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「九重親方の後任ということもあり、現役時代の実績を考慮しなければならない」と話した。役員待遇は理事ではないものの、理事会に出席できる。審判部副部長は2人の親方が務め、かつては北の湖理事長も九重親方とともに務めたことがあるポスト。貴乃花親方は04年2月から審判委員を務めている。

 貴乃花親方はこの日「今の段階では協会からの連絡は受けていない」とだけ話した。

[2008年2月4日12時54分 紙面から]

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