第3回 箱根駅伝予選会直前展望!!
67秒の僅差で予選会敗退を喫し、涙した昨年。今回こそ悲願達成は成るのか?予選会を目前に控えた今、箱根駅伝本戦出場の可能性を探ってみた。 今年のレースの行方を決めるのは、昨年とは大きく異なるコースだろう。起伏が激しかった昨年のコースとは違い、今年はスタート地点である自衛隊駐屯地の滑走路の横幅が約50mあり、15km地点まで平たんな道が続く。そのためハイペースなレース展開が予想される。また、残り5qからのアップダウン。前半のスピードレースで体力を消耗している中、どれだけ粘れるかがカギとなる。そこで要求されるのが、スピードとスタミナの総合的な力だ。本学は夏合宿でこれまでよりタイムを高く設定した走り込みや、予選会のコースの試走を重ねるなど質の高い練習をこなしてきており、コース、レース展開の対策に抜かりはない。だが、選手層の薄さが否めない本学は一人の故障も許されず、上位と下位の選手の力の差も大きい。そのため、少しでもその差を縮め、ブレーキがないようにすることが絶対条件だ。「一人ひとりが自分の走りさえすれば予選通過できる」(尾籠・文2)。 10月に入り、予選会が近づくにつれ高まる意識。チーム内に緊張感も漂い始めた。「平常心を保ち、当日ベストな状態でスタートしてほしい」(西ヘッドコーチ)。選手一人ひとりが、確固不抜の精神で自分の力を存分に発揮することができれば、念願の箱根駅伝への切符を13年ぶりに手に入れることができるだろう。