日本がキューバに快勝し８戦全勝での決勝進出を決めた。１回に平沢大河内野手（３年＝仙台育英）の２点二塁打で先制。その後も加点し９得点。守っては先発の小笠原慎之介（３年＝東海大相模）から小刻みな投手リレーでキューバ打線を４安打完封した。初優勝をかけた６日の決勝は３連覇を狙う米国と戦う。
日本９－０キューバ
| チーム | １ | ２ | ３ | ４ | ５ | ６ | ７ | ８ | ９ | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キューバ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ | ０ |
| 日 本 | ２ | ０ | ３ | ０ | １ | １ | ２ | ０ | Ｘ | ９ |
【９回表 キューバ】
日本投手は森下
８番 リベロ 二ゴロ
９番 サンチェス 中前安打
１番 ノロニャ 一邪飛。勝俣がカメラマン席に飛び込みながら好捕。一塁走者は二進
２番 ガルシア 右飛で試合終了
- キューバに勝利しナインを出迎える清宮（中央）ら（撮影・加藤哉）
【８回裏 日本】
６番 宇草 三ゴロ
７番 郡司 中飛
８番 堀内 投ゴロで３者凡退
【８回表 キューバ】
日本投手は５人目の右腕森下、捕手の堀内が左翼へ回り、左翼の杉崎が右翼へ、捕手に郡司が入る
５番 バルガス 二ゴロ
６番 ゲラ 右飛
７番 スアレス 中飛で３者凡退
- ８回から登板した森下（撮影・奥田泰也）
【７回裏 日本 ２点加え９－０】
７番 篠原 見逃し三振
８番 堀内 左前へ安打。左翼手がチャージも後逸し三塁打に
９番 船曳 二ゴロ失策。三塁走者生還し８－０
１番 杉崎 右飛
２番 津田 右前安打で２死一、三塁
キューバは３人目の右腕セラノにスイッチ
３番 勝俣 中前適時打で９－０
４番 清宮 大きなファウルでスタンドを沸かせた後、しっかりボールを選び四球。２死満塁
５番 平沢 三ゴロで攻撃終了。コールドならず
【７回表 キューバ】
日本投手は高橋樹也
１番 ノロニャ 右飛
２番 ガルシア 一邪飛
３番 ロベルト 右中間三塁打
４番 コラス スライダーで空振り三振
【６回裏 日本 津田適時二塁打で７－０】
１番 杉崎 三ゴロ。一塁手が捕球ミスで後逸し無死二塁
２番 津田 左中間への適時二塁打で７－０
３番 勝俣 ストレートの四球で無死一、二塁
４番 清宮 ２－２から１３０キロ打ち上げ捕邪飛
５番 平沢 二ゴロ。２死一、三塁
６番 宇草 いい当たりだったが投ゴロで攻撃終了
【６回表 キューバ】
日本投手は４人目の左腕高橋樹也
日本は代打の宇草が二塁、二塁の津田が三塁、三塁の篠原が一塁
７番 スアレス 二ゴロ
８番 代打リベロ 左前安打
９番 サンチェス 内野ゴロ併殺打に倒れ無得点
【５回裏 日本 篠原適時打で６－０】
５番 平沢 一ゴロ
６番 代打宇草 俊足を飛ばし遊撃内野安打。二盗成功し捕手の悪送球で三塁へ
７番 篠原 中前適時打で６－０
８番 堀内 左邪飛
９番 船曳 中飛で１点止まり
- ５回裏日本１死三塁、適時打を放つ篠原（撮影・河野匠）
【５回表 キューバ】
日本投手は３人目の左腕成田翔
４番 コラス スライダーで左飛
５番 バルガス 中飛
６番 ゲラ １３２キロで空振り三振
日本投手陣は３人のリレーでここまで１安打無失点
【４回裏 日本】
１番 杉崎 右飛
２番 津田 四球
３番 勝俣 一ゴロ、２死一塁
４番 清宮 １０７キロのカーブを捉えセンターへ大飛球も俊足好守のロベルト中堅手が背走してキャッチ
【４回表 キューバ】
日本投手は高橋純平
１番 ノロニャ 高めに浮いた変化球を中前安打
２番 ガルシア 投手ライナー。一塁走者戻れず併殺
３番 ロベルト １３８キロ直球で三ゴロ
【３回裏 日本 ２点追加】
２番 津田 中飛
３番 勝俣 初球変化球を打って右前安打
４番 清宮 フルカウントから１１５キロ変化球を打って一、二塁間を破る右前安打。１死一、三塁
５番 平沢 左前適時打を放ち３－０。これで３打点
６番 伊藤 暴投で二、三塁に。四球で１死満塁
７番 篠原 二ゴロ。併殺崩れの間に三塁走者の清宮が生還し４－０
８番 堀内 左前適時打で５－０
キューバは２人目の右腕パドロンにスイッチ
９番 船曳 遊撃ライナーで攻撃終了
- ３回裏日本１死一塁、右前打を放つ清宮（撮影・河野匠）
【３回表 キューバ】
日本投手は最速１５２キロ右腕の高橋純平
７番 スアレス 振り逃げ
８番 ベニティア スライダーで三ゴロ。１死一塁
９番 サンチェス 遊ゴロ併殺打
- ３回表、日本の２番手で登板する高橋純平（撮影・加藤哉）
【２回裏 日本】
７番 篠原 右前へポテン二塁打。キューバの内野手と外野手がお見合い
８番 堀内 投ゴロ、１死二塁
９番 船曳 空振り三振
１番 杉崎 左飛で無得点
【２回表 キューバ】
４番 コラス １２２キロのスライダーで一ゴロ
５番 バルガス 左中間へ大きなフライ。センター船曳が走って最後はダイビングキャッチ！ 大歓声
６番 ゲラ １４０キロ直球で遊ゴロ
小笠原は２回をパーフェクトに抑え降板
- ２回表キューバ１死、船曳はバルガスの中飛を好捕する（撮影・加藤哉）
【１回裏 日本 平沢が先制２点二塁打】
キューバ先発は左腕ナハロ
１番 杉崎 １２１キロ変化球空振り三振
２番 津田 左前安打
３番 勝俣 四球で１死一、二塁
４番 清宮 カウント０－２からカーブを空振り三振。捕手が後逸し２死二、三塁
５番 平沢 高め直球を打って左中間へ先制の適時二塁打。２者生還し２点を先制
６番 伊藤 空振り三振
- １回裏日本２死二、三塁、先制の２点適時二塁打を放つ平沢（撮影・河野匠）
【１回表 キューバ】
日本の先発は左腕小笠原
１番 ノロニャ １３７キロ直球で二ゴロ
２番 ガルシア １１９キロチェンジアップで空振り三振
３番 ロベルト １４３キロ外角高め直球で空振り三振
ストライク先行、直球の走りも良く３者凡退
- 日本対キューバ キューバ戦に先発する小笠原（撮影・加藤哉）
＜日本スタメン＞
１（左）杉崎
２（二）津田
３（右）勝俣
４（指）清宮
５（遊）平沢
６（一）伊藤
７（三）篠原
８（捕）堀内
９（中）船曳
先発Ｐ＝小笠原
＜キューバスタメン＞
１（右）ノロニャ
２（二）ガルシア
３（中）ロベルト
４（指）コラス
５（一）バルガス
６（捕）ゲラ
７（左）スアレス
８（三）ベイティア
９（遊）サンチェス
先発Ｐ＝ナハロ
- 試合前練習に元気そうに参加しティー打撃を行うオコエ（撮影・加藤哉）
＜日本メンバー＞
【監督】
３０ 西谷 浩一（４５＝大阪桐蔭）
【コーチ】
３１ 仲井 宗基（４５＝八戸学院光星）
３２ 島田 達二（４３＝高知）
【投手】
１１ 佐藤 世那（３年＝仙台育英）
１２ 成田 翔（３年＝秋田商）
１５ 高橋 樹也（３年＝花巻東）
１６ 小笠原慎之介（３年＝東海大相模）
１７ 上野翔太郎（３年＝中京大中京）
１８ 高橋 純平（３年＝県岐阜商）
１９ 森下 暢仁（３年＝大分商）
２０ 勝俣 翔貴（３年＝東海大菅生）
【捕手】
９ 伊藤 寛士（３年＝中京大中京）
２２ 郡司 裕也（３年＝仙台育英）
２７ 堀内 謙伍（３年＝静岡）
【内野手】
１ 平沢 大河（３年＝仙台育英）
２ 津田 翔希（３年＝浦和学院）
３ 清宮幸太郎（１年＝早実）
５ 宇草 孔基（３年＝常総学院）
６ 杉崎 成輝（３年＝東海大相模）
１０ 篠原 涼（３年＝敦賀気比）
【外野手】
７ 豊田 寛（３年＝東海大相模）
８ オコエ瑠偉（３年＝関東第一）
２１ 船曳 海（３年＝天理）
【日本のここまでの戦い】
◆１次リーグ◆
８・２８ 日本１４－０ブラジル
８・２９ 日本３－０米国
８・３０ 日本１０－１オーストラリア
８・３１ 日本１５－０チェコ
９・０１ 日本１２－０メキシコ
◆２次リーグ◆
９・０３ 日本５－２カナダ
９・０４ 日本１２－０韓国
【Ｕ１８Ｗ杯】
１次リーグはＡ組（日本、米国、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、チェコ）Ｂ組（キューバ、台湾、カナダ、韓国、イタリア、南アフリカ）に分かれ、各組上位３チームが２次リーグに進出。２次リーグでは別組の上位３チームと対戦し、１次リーグの勝敗を加えた総合成績により決勝、３位決定戦（ともに９月６日・甲子園）を行う。高校日本代表が出場するのは０４年（準優勝）１２年（６位）１３年（準優勝）に次ぎ４度目。
