秀岳館(熊本)が03年以来、13年ぶり2度目のセンバツ出場を決めた。昨秋の九州大会で優勝。かつて松下電器(現パナソニック)で監督を務め、NHKの高校野球解説でも人気だった鍛治舎巧監督(64)が、就任2年目で甲子園出場に導いた。

 秀岳館が甲子園に初出場した01年夏の初戦の解説を担当した縁で就任し「3年で日本一」を目標に掲げてきた指揮官は「まだ道半ば。甲子園で勝って、古豪熊本を復活させたい」。主将の九鬼隆平捕手(2年)も「やっと夢のスタートラインに立つことができた。甲子園出場はうれしいが、目標は日本一なので、日本一になれるように頑張りたい」と話した。