マーリンズからフリーエージェント(FA)となっていたイチロー外野手(44)が7日(日本時間8日)、マリナーズと正式契約を行い入団会見に臨んだ。

 イチローの過去の入団会見は次のとおり。 

 ◆オリックス 91年12月18日、ドラフト4位の鈴木一朗は投手として入団会見に臨む。

 ◆マリナーズ 00年11月19日、マ軍の筆頭オーナー山内溥氏が社長を務める任天堂本社(京都市)で会見。ユニホームに袖を通すと「じゃーん ! 」と声を上げ、クルリと1回転して背番号51を披露。緊張から「マリナーズの一員でプレーできることを非常に光栄に思っていますし…、光栄に思っていますし…、光栄に思っています」と珍しく言葉に詰まった。

 ◆ヤンキース 12年7月23日、マリナーズ―ヤンキース3連戦開始の3時間前、マイナー2投手との交換トレードが決まり、マ軍本拠地セーフコフィールドで緊急会見。移籍を志願していたと明かした。ヤ軍では背番号31となり、8番右翼で出場した試合では4打数1安打1盗塁。

 ◆マーリンズ 15年1月29日、都内のホテルで入団会見。「球団のやたら熱い思いが伝わってきて、この思いに応えたいと思った。僕がこの2年間欲してきたのは、これだったんじゃないかな」。約1万2000キロ離れたマイアミから18時間かけて、会見のために球団幹部が足を運んだ。緊張からか何度も紅茶を飲みながら、ひと言ひと言に感謝を織り込んだ。マリナーズ時代と同じ背番号「51」のユニホームに袖を通すと、自然に笑みがこぼれた。