投打の二刀流でエンゼルス大谷の先を越す記録を達成した投手が現れた。

ホワイトソックスの先発右腕ディラン・シース(25)がDHのないナ・リーグ球場で行われたレッズ戦に先発し、投げては6回を1安打無失点、11三振3四球と好投。打っては3打数3安打1得点の活躍だった。

米スポーツの記録を発信する「スタッツ・バイ・スタッツ」公式ツイッターアカウントによると、2桁奪三振と被安打1または0をマークし打席で3安打以上した投手は、近代野球では2人目。1人目はMLBがア・リーグにDHを導入する前の1968年5月8日、キャットフィッシュ・ハンター(アスレチックス)がツインズ戦で達成している。ハンターは9回を無安打無失点、11奪三振無四球の完全試合を達成し、打席では4打数3安打だった。

シーズの53年ぶりの記録達成を受け、USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者は「次はショウヘイ・オオタニ、君の番だ」とツイートしている。