マリナーズ菊池雄星投手(30)が25日(日本時間26日)、敵地でのホワイトソックス戦に先発し、6回途中2安打1失点と力投し、4連勝で今季5勝目(3敗)を挙げた。

相手先発は今季ノーヒッターを達成し、リーグ防御率トップの左腕ロドン。しかも左腕を得意とするホ軍打線とくれば、相手にとって不足はなかった。「自分の力を試せると思って、楽しみにしていました」。6回2死から、際どいコースをボール判定されて連続四球を与えたところでマウンドを譲ったが、中地区首位相手に力強い投球で立ち向かった。「(ロドンは)左でトップの投手。そこに対する思いもありましたし、粘り強く投げられて個人的にはすごくうれしい」とうなずいた。

前日24日は、瑠美夫人の誕生日。1週間前の17日に自身の30歳の誕生日を祝ってもらったばかりだった。遠征先への移動日だったため、ひそかに特注のケーキを贈り「勝ちがつくというのは僕にとっても大きいですけど、家族が喜んでもらえるので、どんどんいい報告、いいプレゼントができるように頑張ります」とさらなる活躍を誓った。

快勝したチームは貯金3と上昇ムード。自らも3敗目を喫して以降、ここまで6試合で4勝0敗、防御率1・98と抜群の安定感を維持している。「チームもいい形できていますし、いい状態で後半戦に臨めるようにしたいですね」。白星が2つ先行しても、エース格に成長した菊池が満足するはずもなかった。【四竈衛】

○…菊池が5勝目を挙げたことで、初の球宴出場にまた1歩近づいた。現時点で菊池はチームの先発投手で唯一、規定投球回数をクリアし防御率、奪三振数もトップ。マ軍の他の候補とみられる右翼手ハニガー、遊撃手クロフォードの成績次第だが、球宴まで残り2試合の登板で白星を積み上げれば可能性は十分。サービス監督も「雄星は、今リーグでトップ5の左腕」と評価しており、監督推薦で選出される可能性はある。