ロサンゼルス・タイムズ電子版は2日付で「野球人気は衰退しつつあると危惧されてきたが、実はそうではなかった」とする記事を掲載した。米国のグローバルリサーチ会社「Ipsos」が1月に米国人1035人から集めたプロスポーツ人気に関するアンケートで、野球が2位の人気だったという。

調査は米国の13のスポーツについて「ファンであるかどうか」を問うもの。「ファンだ」の回答が最も多かったのはNFLで44%だったが、それに次ぐ2位がMLBで31%だったという。3位はカレッジフットボールで29%、4位がNBAで24%、5位がカレッジバスケットボールで23%だった。

MLBのファンだと答えた回答者を年齢別でみると、50歳以上では38%、18歳から34歳までは23%となっている。

同紙は「エンゼルス大谷翔平投手(28)は恐らく世界で最も魅力的なアスリート。MLB球団がある各都市では野球のプライムタイム視聴率が好調で、今月はWBCで熱い試合も展開され、MLBではアクション増が見込める新ルールも導入される。さらに人気を高める可能性もある」と分析している。