ドジャース大谷翔平投手(31)が9試合ぶり、今ポストシーズン3本目となる本塁打を放った。本拠地ドジャースタジアムでのリーグ優勝決定シリーズのブルワーズ戦に「1番投手兼DH」で出場。1回の第1打席で右翼へ運んだ。
大谷が復活ののろしを上げた。本塁打はポストシーズン(PS)初戦となった9月30日、レッズとのワイルドカードシリーズ第1戦で2本塁打を放って以来8試合ぶり。フィリーズとの地区シリーズでは18打数1安打で打率0割5分6厘と打撃不振。今PS通算では前の試合まで38打数6安打、打率1割5分8厘だった。
どんなに不調に見えても、長距離砲の大谷は相手に脅威を与えていた。13日の第1戦。2敬遠を含む3四球だった。第2戦では4試合ぶりの適時打。第3戦では先頭打者三塁打。ブルワーズのパット・マーフィー監督は16日に「オオタニは今、ボールをバレルしていない(長打が出る打球速度と打球角度になっていない)時期ですが、それでも非常に危険な打者。忘れてはいけない。このような偉大な選手は、いつでもスイッチを入れることができる」と警戒理由を説明していた。
ドジャースのロバーツ監督には、リーグ優勝決定シリーズ前日の11日に「あの打撃内容のままでは我々はワールドシリーズに勝てない」とオンライン会見で苦言を呈されたこともあった。だが、大谷は15日に「打てば勝てると思っているのかなと。打てるように頑張りたいと思っています」と笑い飛ばした。
投手として登板しながら打席に入る「リアル二刀流」では、公式戦中の9月16日フィリーズ戦以来の本塁打。ポストシーズンでは初めてとなった。15日には「もちろん(二刀流を)やらないよりは、やっている方が体力的にきつい。それはシーズン中も同じ。直接的に関係しているか分からないし、体感的にはそうではない」としつつ、打撃への影響については「あまり関係ない」と繰り返していた。
公式戦では自己最多、球団最多を更新する55本塁打を放った。3年連続の本塁打王こそ逃したが、9月は月間10本と爆発していた。2年連続のワールドシリーズ制覇に向けた勝負の10月。打者大谷が大詰めを迎え、眠りから覚めた。
<大谷の年度別本塁打>
18年=22本
19年=18本
20年=7本
21年=46本
22年=34本
23年=★44本
24年=★54本
25年=55本
【★は本塁打王。23年まではエンゼルス】



