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クレメンス薬物使用か、ＥＳＰＮ報道

　スポーツ専門放送局ＥＳＰＮは１３日、現役最多３５４勝を挙げるロジャー・クレメンス投手（４５＝ヤンキースＦＡ）の薬物使用歴を報じた。大リーグの薬物汚染の実態解明を進めているジョージ・ミッチェル元上院議員のまとめた報告書に、薬物使用した疑いのある選手の１人として実名掲載されているという。

　ミッチェル氏に情報提供したのは元ヤ軍コンディショニング担当のブライアン・マクネイミー氏で、同担当は自らクレメンスにステロイド（筋肉増強剤）を渡したと証言している。またバーゲン・レコード紙は１３日付で「数人のヤ軍主力選手が報告書の中に名前を連ねるだろう」と記している。

　同報告書は１３日午後（日本時間１４日未明）に発表される。大リーグのセリグ・コミッショナーは、発表後にニューヨーク市内のホテルで記者会見の予定。ミッチェル氏は昨年３月、同コミッショナーに任命され、調査責任者に就任した。薬物疑惑をめぐっては、ことし８月に大リーグ通算最多本塁打記録を更新する通算７５６号を放ったバリー・ボンズ外野手（ジャイアンツ）が偽証罪で起訴されている。

［2007年12月14日8時51分　紙面から］

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