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松坂が遼クンに体力づくりアドバイス

尾崎将(左)のコメントに大爆笑する松坂(中央)と石川遼(撮影・宇治久裕)
尾崎将(左)のコメントに大爆笑する松坂(中央)と石川遼(撮影・宇治久裕)

 レッドソックス松坂大輔投手(27)とゴルフ界の新星・石川遼(16=杉並学院1年)の夢の競演が実現した。18日、千葉県内の東千葉CCで「GMAプロ・アマチャリティーゴルフ」が開催され、07年のスポーツ界を沸かせた2大スターが同組でラウンド。今季メジャー1年目で世界一を経験した松坂が、将来的にはハニカミ王子が世界舞台で活躍するための体力づくりをアドバイスした。ゴルフ直接対決ではグロス74の石川が84の松坂を圧倒した。

 ハニカミ王子が、松坂の心をくすぐった。しなやかな腕の振り、瞬発力にたけたスイング。石川が打球を放つたびに、松坂の口元が緩んだ。石川の存在はニュースやインターネットの情報を通じ関心を寄せていた。初対面で感じた石川の印象は想像通りだった。

 松坂「今の石川君の体で300ヤード以上も飛ばせるのは、体の柔らかさがあるから。僕もまだ27歳で若いとは思いますが、石川君を見て若さとは素晴らしいと思いました」。

 石川の年齢時の松坂は横浜高の1年生。甲子園、プロを目標に泥にまみれていた。注目を集めたのは甲子園で春夏制覇を成し遂げた18歳の時。当時の自分と石川を比較せずにはいられなかった。

 松坂「僕は当時18歳。石川君は16歳でも非常に落ち着いている。ラウンド中に話をしても非常にスマートな感じがします。お父さまが素晴らしい人なのでしょう」。

 ラウンド中は石川の質問攻めにあった。体力づくりの基本、心得を聞かれ、迷わず伝授した。

 松坂「自分は当時、こういうトレーニングをしていたということを話した。機械を使った訓練は、もっと年齢を重ねてからでもいいと。もともとバネのある体をしているし、無理に体を大きくする必要はない」。

 過度の筋力トレは、持ち前の柔軟な体質を失ってしまう。それ以上に体の幹、軸をスムーズに回転させるための基礎を築くこと。年齢に応じた体力強化の必要性を説いた。

 松坂「僕は石川君のような柔らかい体にもう戻れない。投手は柔軟性が体を支える大事な条件だとあらためて感じました。今は自然に体力をつければいい」。

 今季メジャー1年目でワールドシリーズ制覇に貢献した。スポーツ界をけん引する者の宿命、同じにおいを石川の素顔から感じていた。

 松坂「石川君のようなスターは誰もが待ち望んでいる。これからカベにぶつかっても乗り越えてほしい。ジャンルは違っても、互いに明るい話題を提供したいです」。

 次世代のスターに熱いメッセージを送った。【山内崇章】

[2007年12月19日10時0分 紙面から]

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