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巨人と阪神がレ軍、ア軍とオープン戦

 巨人と阪神が来年3月22、23日の両日にレッドソックス、アスレチックスとオープン戦2試合を東京ドームで行うことが9日、分かった。米2球団は同25、26日に東京ドームで開幕シリーズを戦うが、その最終調整の相手としてセ・リーグの2大人気球団が選ばれた。

 巨人、阪神は04年のヤンキース対デビルレイズ(現レイズ)の開幕シリーズ前にも、同様のオープン戦を戦っている。巨人は2連敗だったが、阪神は日本の単独球団として初めてヤンキースを破る“金星”を挙げるなど、1勝1引き分けだった。

 日本のファンとしてはレッドソックス松坂と巨人高橋由や阪神金本といった夢の対決の実現に期待が高まる。しかし松坂は日本ツアーの「顔」として、順当なら25、26日の開幕2連戦のいずれかに先発することが予想される。そのため直前のオープン戦での登板は微妙だ。しかも倫世夫人(32)が3月に第2子の出産を予定しており、状況次第では日本遠征に帯同することさえ消滅する可能性がある。

 それでも守護神パペルボン、主砲オルティスら、ワールドシリーズで活躍した面々が日本チームと戦う試合は見どころ満載。メジャーを代表するセットアッパーに成長した岡島は、古巣巨人と対戦する可能性もある。

 大リーグの日本での公式戦開催は3度目となるが、レッドソックスは初めて、前年ワールドシリーズ覇者として来日する。12球団で巨人と阪神だけが得た“世界一挑戦権”を生かし、勝利でシーズン開幕に弾みをつけたいところだ。

[2007年12月10日9時44分 紙面から]

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